事例・症例紹介
- 前歯1本欠損(天然歯+インプラント)
- 1歯欠損単独インプラント
- オールオン4
- 全顎処置(インプラント+セラミック)
- オールオン4(ノーベルガイド)
- 前歯部症例(ノーベルガイド)
- オールオン4ハイブリット
- 前歯部審美治療例(インプラント)
前歯1本欠損(天然歯+インプラント)

以前に他院にて治療をした歯(左上2番)が駄目になり歯根の先の歯肉から膿が出てきて抜歯をしなければならない状態でした。
従来のインプラント治療のやり方では、まず抜歯をして約3ヶ月程待ち、インプラントを埋入してから約半年程さらに待たなければなりませんでした。
その間に骨が痩せたり歯肉が下がったりして審美的なインプラント治療を行う事が 困難になることもありました。

しかし、当院で最新のインプラント(ノーベルアクティブ)を用いることにより、抜歯を行った直後にインプラント埋入手術を行い(抜歯即時埋入)さらにそのインプラントにすぐに仮歯を装着しました(即時負荷)。
これによりオペは1回で済み、治癒を待っている間も仮歯で快適に過ごせるうえ、インプラント周囲の歯肉や骨が下がらずに済みます。
上部構造には金属ではなくジルコニアの土台と、オールセラミッククラウンを用いることで、色が明るく天然の歯と同じような透明感を持った歯を装着することが出来ました。

After

左矢印部分:天然歯を削った状態。
右矢印部分:インプラントの上にアパットメント(ジルコニア)を装着した状態。
左矢印部分:天然歯の上からオールセラミックを被せた状態。
右矢印部分:インプラントにアパットメント(ジルコニア)を装着して、その上からオールセラミックを被せた状態。
Before

After

1歯欠損単独インプラント

右上の2番目の歯の周りの骨が下がってきてしまい歯がグラグラになり抜歯をしなければならない状態でした。

抜歯をした直後にその部位にインプラントの埋入オペを行いました(抜歯即時埋入)のでオペは1回で済みました。

またそのインプラントにはすぐに仮歯を装着しましたので(即時負荷)治癒期間も不自由なく快適に過ごせます。

インプラントの上にアバットメント(ジルコニア)を装着した状態。

最終の上部構造にはアレルギーの心配が無く、丈夫で審美的なジルコニアの土台を装着し、最新のCAD/CAMシステムを用いて、ハイクオリティなジルコニアのオールセラミッククラウンを装着しました。
アパットメント(ジルコニア)に、ジルコニアのオールセラミックを選択したので、天然の歯と変わらない透明感のある審美的な治療を行う事ができました。
オールオン4

治療前は部分義歯を使用されていた患者さま。部分義歯はバネが見えて見た目にも悪く、しっかり固定されないため食事も取りにくく、また話もしずらく、義歯と歯肉の間には「食べかす」が入り込んでとても不快でした。
オールオン4の治療をする事で、オペをしたその日から綺麗な固定式の歯が装着され、入れ歯から解放されて、審美的にも機能的にも美しい歯で日常生活を送ることが出来るようになりました。


上顎、あるいは下顎の全ての歯をインプラント治療する場合、従来のインプラント治療であれば失った歯と同様の本数(12~14本)、もしくは何本か少なくしたとしても最低6~8本のインプラントが必要でした。しかし、それでは手術そのものも大変になり、治療費も高額になるなど心体的な負担が大きく、インプラント埋入後も治癒期間の約4~6ヶ月は固定式の歯は入りませんので治療期間も非常に長引いてしまいます。そのような問題を解決する ために開発されたインプラント治療が「オールオン4」です。

オールオン4の治療は抜歯と同時にインプラントの埋入オペを行いますので、オペは1回で済みます(抜歯即時埋入)。また、手術直後に綺麗な固定式 の歯が装着されますのでその日の夜にはその固定式の歯で食事することが出来ます(即時負荷)。しかも丈夫な骨があるところに骨の移植をしないで(グラフトレス)必要最低限のインプラント4本を埋入する(経済的)という非常に利点の多い治療法です。
以上のようにオールオン4によるインプラント治療は様々な手法を駆使する高度な技術が必要とされる治療方法です。ただ何のコンセプトもなく4本のインプラントを埋入する治療方法ではありません。当院はオールオン4の開発者であるポルトガルのDr.Maloに直接指導を受け正しいコンセプトでこの治療を行っております。



このインプラントブリッジは、インプラントを支台歯としてブリッジを取り付け、複数の歯を同時に補う治療法です。
歯は1本づつ独立しているため見た目にも美しく、トラブルが起きた際にもその歯だけ修理することが出来ます。
歯肉の部分には細かい毛細血管も再現されており、審美性、機能性ともに回復でき、健康維持にもつながります。
今までの歯科治療では、口腔内に装着される修復物や補綴物(インレー、クラウン、ブリッジ、部分床義歯、全部床義歯、インプラント上部構造など)のほとんどが、手作業により製作されてきました。
その製作工程(設計や加工)の一部をコンピュータ制御の機器に置き換える一連のシステムを CAD/CAM と呼び、これにより、作業の効率化がはかられ、品質のバラツキを抑えることが可能となりました。
従来の方法との違いは以下の表の通りです
| 従来法(鋳造) | CAD/CAM | |
|---|---|---|
| 精度 | 鋳造時の金属の収縮(ロウ着が必須)が不安定 | ブロックからの削り出しの為変形のリスクがない |
| 強度 | 貴金属の鋳造/ロウ着の為、 不安定 |
ロックからの削り出しの為 高強度 |
| 生態親和度 | 金属アレルギーの可能性がある | チタン/ジルコニア共の生態親和性がある |
| 重さ | 貴金属にて鋳造する為重い | チタン製の場合軽い (比重:金の1/4) |
| 作業効率 | 埋没/鋳造/ロウ着が必要な為コストも含めて効率が悪い | 制作過程の簡略化が図れる |
| パーツ | 各種アバットメントが必要 | フレーム自身がアバットメントと一体構造 |
| 価格 | 金属にて鋳造する為高価&金属代高騰の不安がある | CAD/CAMにて製作される為低コストで安定している |
全顎処置(インプラント+セラミック)

上の症例は、噛み合わせが悪く 全体的な処置を希望されて来院された患者様。
以前に他院で治療した口腔内の金属は、劣化し錆びてしまっており、穴が開いたり内部が虫歯になったり欠けたりしています。
歯肉の色も金属の色が沈着し暗く不健康に見えます。



劣化した金属を除去すると、内部の歯はかなり虫歯が進行しており、残念ながら抜歯にいたる歯もありました。
歯科医療では一般的に、金属を用いた治療が行われます。金属は丈夫で基本的には人体に無害であるため、奥歯を中心として頻繁に使用されます。しかし、唾液や汗によって金属がイオン化(溶解)すると、体内に取り込まれて金属アレルギー(※1)を引き起こす可能性があるのです。
また、金属が口腔内で錆びて劣化してしまうと、歯と金属の間に隙間が生じます。この隙間から細菌が侵入して、新しい虫歯を作ってしまうこともあるのです。こうなると、治療する前よりも状態は悪くなります。これでは、何のための治療なのか分かりません。
今回は、金属アレルギーや金属の劣化による虫歯のリスクを回避するために、患者様と相談の上でセラミック素材を使用したメタルフリー治療(※2)を選択しました。
※1:金属アレルギー
金属が汗や唾液によってイオン化し、体に吸収されることで起こるアレルギーのことです。イオン化した金属は体内のタンパク質と結合し、新しいタンパク質を作ります。このタンパク質を体内の免疫機能が攻撃するために、炎症やじんましんなどの症状が起こるのです。
金やプラチナのような貴金属はイオン化しにくいのですが、歯科で用いられるアマルガムやパラジウムなどの保険適応の金属はイオン化しやすく、体に悪影響を与える可能性がある素材として知られています。歯の金属をセラミックに換えたら原因不明の症状が治まった、という報告は数多くされています。
【金属アレルギーの症状】
・皮膚のかぶれ ・シミ、シワ、肌荒れ ・痛み ・肩こり、頭痛
・立ちくらみ ・自律神経失調 ・アトピー様症状 ・発癌 etc……
※2:メタルフリー治療
金属を一切使用しない治療法のことです。金属を使用しない代わりに、強度の高いセラミック素材などが使用されます。金属アレルギーを予防できることはもちろん、見た目も自然なため精度の高い審美治療が可能です。どんなに健康に気を遣っていても、アレルギーの原因が口腔内にあっては意味がありません。口腔内から健康になり、美しさも手に入る治療法。それがメタルフリー治療なのです。
【メタルフリー素材】
・ファイバーコア ・オールセラミック ・セラミックインレー
・ジルコニア ・ハイブリッドセラミック ・ラミネートベニア
・コンポジットレジン etc……


歯の修復には、ファイバーコア・オールセラミック冠・セラミックインレーなどの身体にやさしくアレルギーの危険がないメタルフリー素材を使用しました。
歯の欠損部位にはインプラントを選択し、上部構造にはセラミック冠を用いることで、審美性も機能性も高い治療を行うことができました。
オールオン4
ノーベルガイドとは?
インプラントシミュレーションソフトによって事前に正確なプランニングを行ってから施術するシステムです。施術箇所の詳細な状態がわかるので、安全で確実なオペ計画が立てられるほか、ほとんどの症例で歯肉を切開する必要がなくなります。
歯肉の切開や縫合、人工歯根埋入位置の検討などが必要なくなるため、インプラント治療全体の時間が短縮できます。また、難しい角度の埋入が容易になり、インプラントを埋入したい部位にほとんど誤差なく埋入できるようになりました。

患者様のお口の型を採り、歯がない部分に理想的な形の歯を配置したマウスピース「ラジオグラフィックガイド」を作製した後、丁寧な診断を行い、CT撮影を行います。
CT撮影によって得られたデータを利用して、三次元画像をもとにしたインプラントの埋入位置、長さ、太さ、骨質の診査などのシミュレーションを行います。
詳細な治療計画を立案し、患者様のご理解と同意を得られたうえで治療に入ります。

CT撮影によって得られた情報(骨の厚みや硬さなど)を技工所に送信し、インプラントを正確に入れるための患者様に合わせたサージカルテンプレート(マウスピース状のガイド)と上部構造を作製します。

サージカルテンプレートを用いることで切開・粘膜剥離の必要がなくなるため、手術時間が短縮されるほか、出血や合併症などの危険も大幅に抑えられます。
持病をお持ちの方や高齢者に対しても安全な治療が実現します。

後方の傾斜埋入が、上顎洞の淵ギリギリをピンポイントで埋入されていることに注目。
難しい傾斜埋入が、ガイドにて容易に行えます。

最終的に入れる人工歯ができあがるまで使用する仮歯を作製して装着します。仮歯としての役割だけでなく、歯肉の状態を整える役割もあります。
ノーベルガイドによる正確なデータに基づいているため、インプラント埋入後はほとんど調整の必要なくセットできる上部構造が完成します。数ヶ月後、最終的な上部構造を装着し、治療が完了します。

最終補綴物のメタルフレームは「プロセラインプラントブリッジ(PIB)」にて作成しています。
メタルフレームはチタンを使用しているため、生体親和性が高く、軽くて、多数歯補綴ではリーズナブルに上部構造が完成します。

プロセラインプラントブリッジは削り出し(鋳造ではない)なので寸法変化が少なく、非常に精密な加工が可能なため適合が良いという特長があります。
そのため、ほとんど違和感を感じることなく生活して頂くことができます。

前歯部症例(ノーベルガイド)

Briを装着していましたが、約半年ほど前に右上1番歯根を破折したため他院にて抜歯し、治療希望で当院に来院されました。サージカルテンプレートを用いて上顎前歯部にインプラント治療を行った症例をご紹介します。

初診時に撮影したレントゲン写真です。

患者様のお口の型を採り、歯がない部分に理想的な形の歯を配置したマウスピース「ラジオグラフィックガイド」を作製します。

丁寧な診断を行い、CT撮影を行います。CT撮影によって得られたデータを利用して、三次元画像をもとにしたインプラントの埋入位置、長さ、太さ、骨質の診査などのシミュレーションを行います。

CT撮影によって得られた情報(骨の厚みや硬さなど)を技工所に送信し、インプラントを正確に入れるための患者様に合わせたサージカルテンプレート(マウスピース状のガイド)と上部構造を作製します。詳細な治療計画を立案し、患者様のご理解と同意が得られたら治療に入ります。

サージカルテンプレートを用いることで切開・粘膜剥離の必要がない、フラップレスの治療が可能になります。

そのため、手術時間が短縮されるほか、出血や合併症などのリスクも大幅に抑えられます。ガイドに沿って小さな穴をあけるだけで済むため、歯肉を切開する必要がありません。

インプラント埋入後の状態です。 安全で正確、出血も痛みもない良好な状態になります。

通常なら不安定な仮歯で治癒期間の6ヶ月を過ごさなければなりませんが、この方法であればオペ当日に綺麗な仮歯が入ります。その日から機能する(即時負荷)ので、日常生活を快適に過ごすことができます。また切開していないため、術後の腫れや痛みもほとんどありません。

インプラントの上にアパットメント(ジルコニア)を装着した状態。
アパットメントは、オペ後しばらくして歯肉の治癒を待ってからの装着となります。

インプラントにアパットメント(ジルコニア)を装着して、その上からオールセラミックを被せた状態。 ジルコニア製のアバットメントとオールセラミッククラウンを使用しています。見た目が自然で、日常生活にもほとんど支障ありません。
また、健康な歯は削りたくない、早く治して欲しいという患者さまのご要望にも、ノーベルガイドを用いたインプラント治療を選択する事で応えることができました。
オールオン4 ハイブリット
40歳女性の症例

歯の見た目が長年のコンプレックスになっているため、治療して整えたいという患者様の症例です。写真でもわかるとおり、前歯に大きな問題があります。
また、笑うと歯肉が大きく露出してしまう「ガミースマイル」で、さらに上下の歯の大きさが不揃いになっており、咬み合わせが右に下がってしまっていることも、お口の見た目を大きく損なう原因になっています。

こちらの写真は、患者様が以前から使用している入れ歯と仮歯を外した状態です。多数の歯牙欠損のため、患者様ご自身の歯は上顎に4本、下顎に7本しか残っていません。
患者様からのご要望は、「上下顎ともに、よりきれいで快適に使える歯を、なるべく早く入れて欲しい」というものでした。
見た目の改善はもちろんですが、しっかりと咬むことができる状態にするために、まずCT撮影で骨格から確認することにしました。

術前にCT撮影を行ったところ、左右の上顎洞が非常に大きいことがわかりました。これだけ大きい場合、上顎の臼歯部にインプラントを埋入するためには、事前の骨移植が必要になります。
しかし、骨移植をすると骨が定着するまでの期間はインプラントが入れられなくなってしまいます。そうなると長期間にわたって不安定な入れ歯や仮歯で生活しなければならず、外科的な侵襲も大きくなり、患者様の身体的、経済的な負担が増えます。これでは患者様のご要望にまったく合わず、生活の質(QOL)は改善できません。

そこで当院から患者様にご提案したのは、骨移植をすることなくオペ当日に機能性・審美性を回復する事が可能な、ザイゴマインプラントと通常のインプラントを用いてオールオン4を行う、オールオン4ハイブリッドによるオペでした。

ノーベルガイド(コンピュータによるガイドシステム)を使用して、どの位置からどのようにインプラントを埋め込むべきかシミュレーションします(サージカルプランニング)。
CT撮影により骨格の詳細なデータが揃っているからこそ、安全性と治療後の仕上がりを考慮したプランニングが可能になります。
実際のインプラント埋入オペも、ほぼプランニング通り安全に効率よく行うことができました。患者様の身体的な負担も最小限に抑えられました。

オペが完了してから、その日のうちに仮の上部構造を装着します。手術を行った当日に、機能性・審美性ともにすぐれた歯が得られました。
こちらがオペ直後の咬合面観になります。骨の移植やサイナスリフトのような造骨処置を行わないため、患者様への肉体的、精神的ダメージが少なく、費用的な負担も軽減することができました。
この後、仮歯のまま数ヶ月間の治癒期間を設け、歯肉などの組織の状態が整ってから型取りを行い、最終補綴物を装着します。



仮歯の状態でもきれいに仕上がっていましたが、
最終補綴物を装着することで、さらに自然な見た目と機能性が実現します。
最初の写真と見比べてみると、まるで別人の歯です。歯並びが整ったことで、顔全体の印象もよくなったとお喜びの言葉をいただきました。
Before
After
前歯部審美治療例(インプラント)

写真は初診時の口腔内の状態です。右上2番の歯(写真向かって左上)はすでに差し歯になっており、歯の根が折れてしまっているため保存できませんでした。その他の歯はしっかり神経が残っていましたが、レジン(歯科用プラスチック)で何ヶ所も修復されているため、見た目はあまりよくありません。
右上2番の歯は抜歯が必要だと判断しました。そこで今回の症例では、身体に負担が少なく、周りの歯周組織のダメージも少なく、治癒期間中も日常生活に支障が出ない、「抜歯即時インプラント」の埋入オペを選択しました。

オペ直後の写真です。まずは、右上にあった歯を特別なテクニックを用いて慎重に抜歯しました。抜歯後、時間をおかずにそのままインプラントを埋入しています。
オペを行った箇所の周囲の組織をご確認ください。ほとんど傷がついていないことがわかるかと思います。この時点で周りの組織が傷ついてしまうと、治療にも時間がかかってしまいます。

埋入したインプラントに、仮歯を装着した状態です。インプラントを埋入した結果、しっかりと固定されたため、即日に仮歯を装着しました。
しばらくはこの仮歯を使用していただくことになります。定期的に確認したところ、術後の痛みや腫れはほとんどなく、日常生活も快適に送れているとのことでした。

仮歯を使って日常生活を続けることで、歯肉の状態が整って正しい型取りができるようになります。
仮歯の装着から約6ヶ月が経過し、最終補綴物を作るための型取りの段階になりました。レントゲン写真を見ていただくとわかるように、インプラントがしっかりと固定されています。

型取りを行って作成した最終補綴物をセットした状態です。上部構造と周りの天然歯の被せ物には、強度・審美ともに優れたジルコニアのフレームを使用しました。
写真をじっくり見ていただいても、どの歯がインプラントか見分けがつかないのではないでしょうか?審美的に美しいことは当然ですが、機能的にも本物の歯に劣らない歯が仕上がりました。


